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瑠璃色の光を探して

花モン族の朝市 バックハー (2)

カラフルな衣装を着た花モン族が集まるサンデーマーケットでは、生鮮食料品や生活物資、衣類や民芸品など様々な物が売られています。お年寄りも派手な民族を衣裳に身を包んでこの朝市に来るのを愉しみにしているようです。あちこちで談笑の輪ができていましたが、民族衣装を吟味する女性の顔は真剣そのもの。細かい刺繍をほどこしてあるので品定めにも気合いが入っています。
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民族衣装は先祖代々受け継がれた物や、母親が丹念に作ったものなど貴重なもののようです。普段の衣装はこうやって買い求めているようですが、いずれにしても、この刺繍や文様にはちゃんと意味があり、魔除けや結界が存在しているのだとか。この真剣な目! おっとカメラ目線になってしまったかな?
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柄あわせをしているのでしょうか?
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この朝市は女性たちの社交場でもあるわけですが、今回は民族衣装に身を包んだ女性をアップでスナップしてみました。
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ヴェネチアのカーニバルで見たように、仕方がないことですが年齢とともに女性の顔から笑顔が消えていってますね。
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炎天下の撮影ですから、顔に陰ができて申し訳ないのですが、そんなことを跳ね返すくらいの若さがありますね!
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朝市が開かれるバックハーはサパと違って高地ではありません。したがってこの日の気温は40度近かったと思います。ガイドのシュウさんもお母さんですから、少しお疲れの様子。朝カットカット村上部の棚田にある自宅からホテルまで何で来たのか尋ねると、何と徒歩という答えが返ってきました。私は夫と一通り朝市を廻ると、ガイドのシュウさんと夫にはレストランで休んでもらうことにして、私一人で朝市を撮影しました。でも本当に暑かった! ぐずった女の子をおんぶしたお母さんも暑くて大変そうでした。その気持よく解かります!
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でもこの暑さの中、とてもいい光景を目にしました! 自愛に満ちたお母さんの眼差しに、暑さも忘れて思わずシャッターを切りました。このお母さんにとって、今は民族衣装の品定めをするよりはるかに満ち足り足りた幸せな時間をすごしていたにちがいありません。女の子だったらまた民族衣装が受け継がれていくのでしょうね。
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まだまだ画像はたくさんあるのですが、我が子を抱くお母さんの写真で今回のサパの旅をしめくくりたいと思います。長々とご覧いただき本当にありがとうございました。
by rainbow7716 | 2009-05-11 11:32 | 旅の想い出